香取ベースボールアカデミー 様の 選手向けテキストおよびオリジナル野球ノートの企画・制作をお手伝いさせていただきました。
※お客様のご承諾をいただいたうえで、当サイトにて紹介させていただいています。
※こちらでご紹介する教材の内容は、教材制作時点での内容になります。
お客様の声
香取ベースボールアカデミー
代表 羽生惣亮 様
「チーム全員がもつ最低限の共通認識」を1冊のテキストにまとめられたのは、大きな一歩だと感じます
野球アカデミーを運営し、チームとしての練習や大会出場をする中で、「指導方法の言語化ができていないこと」や「複数いる指導者の目線がバラバラであること」に課題を感じていました。
監督である自分がグラウンドに行けない日もあるのですが、自分がいないと現場がまわらなかったり、指導の一貫性が揺らいでしまったりすることを解決したく、当コンサルティングを利用し、自分の頭の中にある指導指針や指導内容の言語化に取り組みました。
選手や指導者に伝えたいことは無尽にあり、それらすべてを教材化するのは不可能ですが、まずは優先順位の高いものから「チーム全員がもつ最低限の共通認識」として1冊のテキストにまとめられたのは、大きな一歩だと感じます。
選手たちには、学校での勉強と同じように折りに触れてテキストを読んでもらい、野球脳を鍛える。オリジナル野球ノートを使って、物事をロジカルに考え、自分の取り組みや実践感覚を言葉にするトレーニングを積む。
コーチたちには、監督不在の日があっても、テキストを参考に「勘所」を押さえた指導を実践してもらう。
中学生の年代では、野球の技術だけでなく、「自分の頭を使って考える力」「自分の意見や考えを言葉で説明して伝える力」を育むことも大切です。選手にはテキストとノートを活用して、「野球に関する知識を深めて、プレーに活かす楽しみや勝つ楽しみ」も感じてほしいと思います。
矢澤さんは一つひとつの仕事がとても丁寧な方。
スポーツの指導者や会社の経営者など、「自分の頭の中にある重要事項」を言葉や形で残したい方、他者に引き継ぎたい方にお勧めしたいサービスです。
事例紹介
〜担当コンサルタントの視点から〜
左:KBAオリジナルテキスト/右:オリジナル野球ノート
香取ベースボールアカデミー(KBA)について
千葉県香取市に本拠地を置く小学生・中学生を対象とした野球アカデミー。野球チームとして活動する団体が多い中、KBAは複数チーム(香取シニア、香取ポニー)を有するアカデミーとして運営されている全国的にも珍しい形態の野球クラブでです。
この運営形態により、リーグや大会ごとにチームを編成できるため、選手は学年や技術レベルに応じて多様な試合出場機会を得ることができます。
また、代表の羽生監督をはじめ、多様なキャリアを持つコーチ陣や外部の専門トレーナーが指導に当たっており、野球技術だけでなく、キャリアの考え方や海外チームとの相互ホームステイ・交流、田植え体験といった人間形成のための多様な機会を提供し、「世界に通用するレベルの人間育成の場」としても大きな役割を果たしています。
プロジェクトの概要
約1年をかけて、代表の羽生監督を中心にヒアリングを行い、
- チームの現状や課題点は何か?
- チームが地域から期待されていることは何か?
- 高校野球からはどんなことを期待されているか?
- 選手指導にあたって大切にしていることは何か?
- 選手に期待する技術レベルはどの程度か?
- コーチに期待する指導レベルはどの程度か?
- 優先順位をどう判断するか?
などを言葉にして、体系立てて整理していきました。
制作したもの
以下の2種のツールを制作しました。
■ 1冊目『KBAオリジナルテキスト』(A4サイズ/74ページ)
チームとして大切にしていることや、日常での徹底事項、プレーにおける共通認識などをまとめたテキスト。一人1冊配布し、卒部まで使い続ける想定のツールです。
ヒアリングを通して言語化したコンテンツを、以下のように収録しました。
■ 2冊目『KBAオリジナルノート』(B5サイズ/140ページ)
KBA専用の野球ノート。1冊で1年間分の記録ができるようになっています。
選手たちが、自己分析や目標設定、日々の練習/試合の振り返り、成長の記録ができるような内容で構成しています。
運用について
このテキストとノートの活用にあたっては以下のような体制を整え、「現場への運用定着」を目指しています。
1)確認クイズの実施(毎週)
選手に「テキストを読むこと」を促すため、毎週1回オンラインで確認クイズを作成。
選手はテキストを見ながらスマートフォンで回答できるようにし、管理者側では「誰が何回提出していて何点だったか」の履歴を確認できる状態に。
2)座学レクチャーの実施(月1回)
練習時間の合間に「テキストを使って学ぶ時間」を確保。
前の月に確認クイズで扱った内容について、監督がレクチャーを実施し、選手への落とし込みを狙う。
3)ノートのチェック(毎週)
このプロジェクトを振り返って
1年にわたってヒアリングを行い、途中「指導者講習会」も実施しながら、KBAが抱える課題を解決するためのツールの開発を行いました。テキストとノートの完成後は、「テキストとノートを使ってどのように学ばせるか? 定着させていくか?」の視点でディスカッションを重ね、チームの中に新たな運用体制を作っていただきました。
こうしたテキスト類は「作って配布する」だけではなく、「運用方法・運営体制」を伴って初めて機能します。「大会に出て勝利すること」「そのための練習を積み重ねること」こそが野球チームの活動の柱ですが、そこに新たに「テキストを使って学ばせる文化や仕組み」を積極的に取り入れられたことで、チーム運営や選手育成、ひいては指導者育成もしやすい環境になっていくのではないかと思います。
今回制作したテキストとノートが、KBAのユニークで本質的な「野球を通した人材育成」の一助になりましたら幸いです。
ご依頼いただきありがとうございました!
▼参考:香取ベースボールアカデミー様のWebサイト
担当・文責:矢澤典子
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