いつも弊社サービスをご利用くださり誠にありがとうございます。
この度、弊社が提供している「教材制作サービス」について、大きな方針変更を行うことにしましたので、お知らせいたします。
教材制作サービス事業からスタートし、これまで多くの教材制作をお手伝いさせていただいてきた弊社ですが、今後「教材制作のみ」のご依頼はお引き受けしないことにしました。
サービスリニューアルの背景
この決断の背景には、私自身の強い思いがあります。
私はこれまで、テキスト、ワークブック、動画資料、研修マニュアルなど、たくさんの「伝えるツール」をお客様と一緒に形にしてまいりました。
ですが、教材という「モノ」としてのクオリティを追求すればするほど、「いくら教材そのものを整えても、それだけでは人は育たないこと」に悶々とした思いを感じるようになりました。
また、教材という「モノ」としてのクオリティが上がるほど、「教材さえあれば大丈夫」「教材さえ作ればなんとかなる」という不本意なメッセージとして捉えられ、育成の設計が不十分なままに「教材映え」だけを意識した教育プログラムがリリースされてしまう…というケースが見られるようになりました。そのことに心を傷めています。
本当に必要なのは、教材そのものではなく、「誰をどう育てたいのか」という育成全体の設計です。
その設計があるからこそ、教材は意味を持ち、効果を発揮します。
私の役割は、教材を作ることではなく、「人材育成の全体像を一緒に描き、それを実現・実装するための効果的な手段のひとつとして、教材やツールを設計すること」です。
教材を作ることが目的ではなく、人の育成ありき、なのです。
今後のサービス提供について
上記のような背景から、今後ご支援させていただくお客様には、必ず「育成コンサルティング」からスタートしていただくことにいたしました。
教材の制作やプロデュースは、コンサルティングの過程で必要に応じて「オプション」として承ります。
この形式にすることで
- 育成担当者と「最終的な組織目標」を共有しながら進められる
- 中長期目線で必要な「育成の仕組み」や「運用の最適化」をサポートできる
- 育成方針や組織の状況にフィットした「真に必要な教材やツール」を提案し、作ることができる
このような、より深く・持続的なサポートが可能になります。
今後ご一緒していきたいお客様像
以下のような方々を想定しています。
- 協会スクール(「認定講師や会員の育成」を担う立場の方)
- 小規模事業者(「社員の育成」や「組織内ナレッジの移転・伝承」を進めたい方)
- 学校部活動(「選手育成」を戦略的に進めたい指導者の方)
いずれも「一般的な手法がそのまま通用しにくい、ニッチな育成の現場」です。
だからこそ、個別性に寄り添いながら「育成の仕組み」を整えるために、私の知見がお役に立てると感じています。
教材制作のみをご希望の方へ
一方で、教材制作のみをご希望の方には、教材戦略アカデミー(現在リニューアル工事中)の実践講座を通じて支援を行っていく予定です。
これらの実践講座では、教材作成コーチたちが実践サポートを担当します。
私は講義と設計のレクチャーを中心に関わりますので、教材づくりを学びながらご自身の手で形にしたい方には、こちらをご利用いただければと思います。
今後も引き続き、より本質的なご支援ができるよう、体制を整え、進化してまいりたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。