こんにちは。ニッチな分野の人材育成コンサルタントの矢澤です。
社員研修・認定講座・スクール運営など、人材育成の場でよく耳にする悩みがあります。
「一生懸命教えているのに、成果が出ない」
「知識は伝わっているはずなのに、行動につながらない」
この原因を探るときに役立つのが、私が提案している 「4つの学習フェーズ」 です。
4つの学習フェーズとは?
知識習得
自分ごと化
実践
習慣化(定着)
受講生に行動変容を起こすには、必ずこの4つを踏む必要がある…という考え方です。
この視点を持つと、「今の講座や研修に足りないのはどこなのか?」を見極めやすくなります。
どのフェーズが“肝”なのか?
講座や研修のテーマによって、重視すべきフェーズは異なります。
新しい手法を伝えるなら「知識習得」
スキルを定着させたいなら「実践」や「習慣化」
この「肝」が十分に設計されていないと、成果が出にくいのです。
ところが実際には、この「肝となる価値要素」が十分に扱われていないケースが少なくありません。
例を挙げると…
- 新しい手法を伝える講座なのに、知識の伝授が不十分なまま、ひたすら実践ワークをやらせている。
- 知っていることを「できる」に導く講座なのに、実践の機会がほとんどない。
こうしたズレが、「思うように育たない」「期待される成果が出ない」原因になっていることは多いです。
さらに有効なのが、この問いです。
「自分が提供している講座は、どのフェーズの価値が不可欠(肝)なのか?」
たとえば…
- 誰も知らない新しい手法を伝える講座なら、何はともあれ「知識習得」が重要です。
- すでに知識はあるけれど「できる」に導きたい講座なら、「実践」が欠かせません。
このように、講座や研修にはそれぞれ「これだけは外してはいけない価値要素」があります。
あなたの講座や研修はどうでしょうか?
4つの学習フェーズを振り返りながら、ぜひ確認してみてください。
そして、講座や先生ごとにいろんなパターンはあるのですが、実は多くの現場に共通する「あるある原因」があります。
次回の記事で解説します。
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