こんにちは。ニッチな分野の人材育成コンサルタントの矢澤です。
このブログでは、あなたの育成ノウハウを“続いていく仕組み”に変える視点や工夫をお伝えしています。
「人前で話すのが苦手です」という声
講師や先生をされている方から、よくこんなご相談をいただきます。
「人前で話すのが苦手」
「緊張で言葉が飛んでしまう」
「自分の話に自信が持てない」
「一対一のコンサルならできるけど、グループ講座が開催できない」
これは、特別なことではありません。むしろ多くの方が抱える悩みです。
講師やファシリテーターと聞くと「話すことが得意な人」がなるイメージを持たれがちですが、実際には「人前で話すことが苦手だから克服したい」という動機で活動を始めた方も少なくありません。
実は、私自身も長らく同じ悩みを抱えていました。
自分も「話すこと」に苦手意識があった
私は「説明がわかりやすい」と言っていただくことが多かったのですが、それは一対一の場面に限ったことでした。
人前でのスピーチでは、誰に合わせて話して良いか分からなくなってしまう。
昇進面談のような重要な場面では、相手の反応に左右され、緊張してペースを崩してしまう。
結果、自滅してしまい「普段はもっとできるのに…」と落ち込み、自信を失っていくのです。
会社員時代、管理職として人前で話す場面も多くありました。
けれども私は、他のスキルと比べて「パブリックスピーチ力」が明らかに劣っており、上司に「どうしたの? 体調悪いの?」と心配されたこともあるくらいでした。
正直、長らくコンプレックスでした。
やっぱりきっかけは「教材」だった
そんな私が変わるきっかけになったのが 教材の活用 です。
テキストやスライド、ワークブックといった教材は、学習者の理解を助けるだけではありません。実は、講師自身をサポートしてくれる強力な「相棒」でもあるのです。
スライドが図解をしてくれる
テキストが要点を整理してくれる
ワークブックが問いを投げかけてくれる
こうした仕組みがあることで、講師は「すべてを自分で語らなければ」というプレッシャーから解放されます。
たとえば、スライドに図表があれば「この図をご覧ください」と一言添えるだけで、参加者は自然と理解を深めます。テキストがあれば、要点をすべて口頭で説明しなくても済みます。ワークブックがあれば、受講生が自分で考える時間を作ることができ、その間に講師は呼吸を整えることができます。
つまり教材は「話す力」を肩代わりしてくれる存在なのです。
教材は緊張を和らげる「盾」にもなる
教材があると、もう一つ大きな効果があります。
それは 緊張を和らげること です。
人前で話すとき、一番緊張するのは「全員の視線が自分に集まっている」と感じる瞬間ではないでしょうか。
ですが、教材があれば状況は変わります。
「こちらのスライドをご覧ください」
「お手元の資料に沿って説明します」
そう伝えるだけで、受講生の視線は教材へと分散されます。
注目が自分一点に集まりすぎないだけで、講師側の安心感は格段に高まるのです。
私自身、これを実感したときに、「これがあれば大丈夫、できる」と心理的ハードルが一気に下がったものです。
教材は受講生にとっても、講師にとっても「味方」
教材は受講生にとって学びを助けるツールであると同時に、講師にとっても大切な「味方」です。
話すことが苦手でも安心して登壇できる
自分のペースで進行できる
「すべてを口頭で伝えなければ」という負担から解放される
こうした効果は、講師の自信を取り戻す大きな助けになります。
「話す力に自信がないから講師には向いていない」と思っている方もいるかもしれません。
ですが、教材をしっかり設計することで、その苦手意識を補い、学びの成果を最大化することは十分に可能です。
びぶりあのサポート
びぶりあでは、こうした「教材を味方につける仕組みづくり」をサポートしています。
教材は単なる補助ツールではありません。
設計の仕方次第で、講師の強力な支えとなり、受講生にとっても学習効果を高める存在になります。
もし今、話す力に不安を抱えている方がいらっしゃれば、ぜひ「教材」という選択肢を考えてみてください。
苦手を補う工夫ができると、人前で話すことへのハードルが下がり、自信を持って教育の場に立てるようになります。
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